何と何と早くも8月が半ばを過ぎた。あわてるね。朝食のトーストもすばやく喰えるように食パンを6枚切りから8枚切りに替えたよ(笑)。
昨日、8月15日。日本の終戦の日。韓国北朝鮮では植民地状態からの開放の日。
今年は国際情勢がキナ臭い中での8月15日となった。アメリカ政府のイラク侵攻占領政策はいよいよ失敗の色が濃く、イスラエルによるレバノン攻撃が子どもを殺しまくるという愚かな結果しか生まないことがはっきりし、国連安保理はアメリカ政府の邪魔だてのためにぐずぐずと動かなかったがようやく停戦を決議。もっともアメリカ政府はイスラエル寄りの案でないと拒否するとわめいていたらしく結果は妙にイスラエル有利な条項が並ぶ。
とまれヒズボラも保留付きでこれを呑んだ。レバノンの人々はひとまず破壊され尽くした故郷に戻り始めたと伝えられる。そういう中でぼくは仕事を続けているのだが、なにしろ両手の筋挫滅症状がよくならず、おとといあたりからは手首全体が猛烈に痛い。目の前に横たわるキィボードが憎らしくなってくるほどなのだ。
昨日配信の『社会ウォッチ』に以下の文章を書いた。掲載誌を購読していない人にも読んで欲しいのでそのまま引く。
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■ オリーブ!ニュース 2006/08/16 02265号 ■
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|■01.今日の社会ウォッチ <巖谷鷲郎>
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(2189.) 8月15日に思うこと
いつごろだったか、終戦といわず敗戦というべきだという議論があった。
ぼくにとってはどちらでもよく、毎年8月15日がくると、ただひたすら“多くの
人がよろこんだ日”と受け止める。
戦争の終わりがどんなにうれしくありがたいものかについて、ぼくは想像しかでき
ない。しかし戦争なんぞ実感する必要はまったくない。したがって戦争が終わるよろ
こびについても想像するだけで充分ではないか。
「平和憲法の下には戦死者が埋まっている」。
そういったのは詩人の宗左近さんであったと、毎日新聞の小国綾子記者が書いてい
る(7月27日付毎日新聞夕刊、URL下記)。
『詩人逝く、この喪失感』と題されたこの文章は素直でしなやかで、書き手のきち
んとした姿勢が窺われるものだった。先日、8月15日を前にあらためて読み、あら
ためて感銘を受けた。
書き出しがすごい。「詩人が死んでいく。2月には茨木のり子さん(79)、6月
には宗左近さん(87)。戦争体験を自分の言葉で書きつづった詩人たちの相次ぐ死
に、こみ上げてくるこの喪失感は何なのか」。
ぼくにとって何度読んでも胸にずんとくる書き出しなのだ。小国記者は次いで、東
海道線の根府川(ねぶかわ)駅(神奈川県小田原市)に降り立つ。「15歳で開戦、
19歳で敗戦を迎えた茨木さん」の詩「根府川の海」に描かれた場で“こみ上げてく
る喪失感”と向き合おうと思ったからだ。
“まず、行く。見る。そして考える”という生き方をしようとぼくも願ってきた。
そしていま、小国記者の文章を読みながら“でもなぁ、相変わらず怠けてる”と思
うのである。根府川駅のホームから太平洋を見つめる記者はこう書いている。
「戦争と隣り合わせの青春。この海にどんな思いを閉じこめたのか」。
ところで、たしかに“こみ上げてくるもの”が妙に気になる夏である。
もっとも気になるのが“気に入らない相手は排斥する”という考え方が蔓延してい
ること。夜遅い電車に乗ると、混み合った車内に不穏な気配が満ちている場合が少な
くなく、その延長に、気に入らない相手を殴るだの蹴るだの、あげくの果てには刺し
殺すだのといった“排斥の思想”を感じることがある。
これこそは“民主主義と相反する考え方”で、米国政府のアフガニスタン攻撃とイ
ラク侵略が「テロとの戦争」という呼び方で世界中に植え付けた考え方だ。
現状を見れば分かる通り“気に入らない相手は排斥する”という暴力思考はあきれ
るほど愚かしいのだが同時にとてつもなく恐ろしいやり口でもある。ジョージ・ブッ
シュ大統領にベッタリの小泉純一郎首相も民主主義を口にするが、自ら抱えた大きな
矛盾に気づいているのだろうか?
8月15日、ぼくは、先日亡くなった鶴見和子さんの“みなさん、時代の動きに対
して暢気(のんき)すぎますよ”ということばが思い出されてならないのである。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20060727dde012040064000c.html
<巖谷鷲郎>
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ここに『社会ウォッチ』を引用するのは初めてだが殊に理由はなく、ただ考えなかっただけ。では急に今日、引いておこうと思い立ったのは、じつはこのブログをサボりすぎていることを反省したからだ。あることに背中を押され、毎日書こうと思い立ってからすでに3日ほど経っている。気がつけば2006年8月も16日となっており、まずは15日のことから再開しようと思い立ったわけである。
別に無理をする気はないけれど、せっかくのブログ、できる限りしっかりやってゆきますから、どうぞよろしく。 <鷲>
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