2006年8月21日 (月)

泣きべそ

 いま日付が変わってしまったが、20日日曜日はパソコン前に座ったきりで1日過ごし、仕事三昧。といってもさほどはかどったとは思えず、待ってもらっている締め切りの、○○と◎◎がまだ出来上がらない。弁解の一つが長く治らない筋挫滅で、今日はキィボードを打つたびに右手親指近辺に激痛が走る。怖くなるのでいったんやめ、湿布薬を貼り直して再び書く。ビビン、ビビン、ビビンと激痛が少しずつ増してくる。限界でまた休む、という繰り返し。困ったよお。

 今日も暑い日であった。八王子の暑さがぼくには快い。とはいえ、座って仕事をする身であってもうっすらと汗にまみれ、扇風機を1時間ばかり回した。が、それで充分なのだ。冷房装置なんぞで冷え込ませるより風をうけてほっとするていどが、いい。そういう暑さのなか、カミさんは伯父の納骨式に出るため上野千駄木まで出かけていった。団子坂上の光源寺で納骨式が行われる。達雄さんというその伯父はがん転移にこらえきれなくなったのだ。蓮太郎と陽次郎がそれぞれ生まれたばかりの頃からじつに可愛がってくれた記憶が次々に思い出される。納骨式にぼくも行きたかったが、いやぁ時間がつくれない。カミさんだけが行ければ大丈夫ということで、欠席させてもらうことにした。八王子とは異なり上野の暑さは凄かったようだ。その後、大崎の書展に回り夕刻帰宅。その間ぼくは手の痛みや目のしょぼしょぼに耐えながら仕事をしていたことになる。が、やっと「社会ウォッチ」の2本を書き上げただけで、目覚めた折に考えた予定の半分も行かない。

 仕事の不備に泣きべそをかきながら、寝る。 washiroh

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2005年10月11日 (火)

2005年の秋雨前線

 秋雨前線の影響で小雨降る日々が続く。
 8日(土)9日(日)10日(月)、と世の中は3連休であった。
 とはいえ例によってぼくは仕事をするばかり。3日間の大半をパソコンに向かって過ごしていた。
 いまは連休明けの火曜日が暮れ、夕食を終えたたところだ。

 今日、郵政民営化法案が衆議院を通った。夕方のニュースに映った小泉首相の顔はまさに“してやったり!”のニンマリ笑い。ぼくは思わず顔を背け、テレビを消した。
 しかしそれではパキスタン地震のニュース映像を見ることができないことに気付き、再びスイッチを入れた。
 前回反対した自民党議員のうち、本会議で反対したのは平沼赳夫前経済産業相ただ一人。野呂田芳成元農相が欠席したほか11人の同党議員はみな賛成に回った。
 法案の中身は前回と大体同じなのだから、反対から賛成に変わった面々は郵政民営化反対を訴えて当選したにもかかわらず政治信条を覆したわけで、議場での行為をもって有権者をバカにしたことになる。
 が、おそらく当人たちはそんなことにも気づいていないのだろう。
 まったく呆れ返るお粗末議員だが、それもこれも投票した有権者が愚かだからだ。国会を空洞化させたのはとりもなおさずそうした有権者たちで、ま、議員からバカにされても仕方がないな。
 しかし、これで日本の国は悪くなる。
 いまでもかなりひどいが、巨大与党の下で一層悪くなる。
 国会が空洞化しているというのは“議会の消滅”を意味し、つまり、いまの日本には討議を経てコトを考えていくという場がなくなったのだ。

 政治というのは生活の中でもっとも身近にしてもっとも興味深いことのはずなのだが、先般の総選挙以来そうではなくなった。
 それどころか、いまや日本の行く末自体が心配な事態となっている。
 富裕層はそうは考えないだろう。なにしろ小泉政治は富裕層向けの政策しか打ち出さないのだから。
 しかし、いま具体的に割合を示すことはできないけれどもほとんどの国民は富裕層には属していないのだ。郵政民営化の結果、たとえば郵貯の預金額残高に制約がかけられたり郵便局でのATM使用に手数料が要ることになったりすると困る人々が少なくない。
 夕刊には、谷垣禎一財務相が尾辻秀久厚生労働相に会い「厚労省が来週にも公表する医療制度改革の試案に診療報酬引き下げなどの医療費抑制策を盛り込むよう要請した」という。
 なんとね。
 高齢者の医療費がまだまだ値上げされるということだ。毎日新聞(だけではないが)それを「医療制度改革」などと、あたかも“いいことが進行中”であるかのごとくデマ報道。有権者も愚かだがマスコミはさらに愚かしい。

 いまぼくは、永井荷風とか谷崎潤一郎とか小林秀雄とか川端康成とか、あるいは内田百閒とか太宰治とか、任意に並べればそういった“政治性を離れた”日本の文学者たちのありようについて考えたくなってきた。彼らも政治の愚劣とつまらなさに突き当たったのではなかろうかと、何となくそんな気がしてならないのだ。 washiroh

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